魂の起源とその表現
 私たちは誰でも神聖な起源を持っています。私たちの魂は宇宙の根元、絶対太陽、大日如来、創造主から放たれた神聖な火花です。この一条の光のようなエッセンスは、創造のプロセスを生き、創造の中で有益な存在となるために段階的に降りてきます。下降してくる間に、光、熱、色、音の異なったバイブレーションを通ってきます。
 そして私たちの宇宙の母である天の川を通るとき、「ラ」の音が響きわたり、そこで女性的要素を受け取ります。次に私たちの太陽系の太陽を通るとき、「ソ」の音が響きわたり、太陽から生命の歓びと創造性を受け取ります。そして太陽系惑星を通るとき、「ファ」の音が響きわたります。
天の川 太陽 太陽系惑星
天の川 太陽 太陽系惑星
 そしてこのエッセンスは無機的な形をとるために一つの天体に辿り着きます。それは地球とは限らず他の天体である可能性もありますが、そのとき「ミ」の音が響きわたります。
地球
地球
 そしてこの神聖な火花は天体の鉱物界に入っていきますが、そのとき「レ」の音が響きわたります。こうしてこのエッセンスは鉱物界で何百万年、何千万年もの進化習得の過程を始めます。たとえば大変な圧力と熱の中でカーボンからダイヤモンドへの変換のプロセスを学び、また化学結合や結晶の幾何学的表現などを学びます。このようにして私たちは自然の中の一部として広大な山々や深い海、砂地の一部として存在してきました。そして私たちのエッセンスが鉱物界での習得を終えたとき、植物界での表現が始まります。
 もう暗い鉱物界にいるのではなく、地上に出て風を感じ、太陽光線を浴びて水を得る、そういった植物界の存在となります。植物界では葉緑素を通して、いわゆる循環系というものが始まり、光合成や薬草成分の働きなどを習得していきます。
鉱物界 植物界 動物界(昆虫)
鉱物界 植物界 動物界(昆虫)
 そして、さらに後には動物界に入り、昆虫として、さらに進化して動物の形をとります。この段階になると飛んだり泳いだりできるようになって、リズムや動き、判断力などを学びます。たとえば魚であれば、水中の酸素を呼吸することや、深海の水圧を知り、大きな海の中で移動することも習います。
 さらに動物界で進化を遂げると、鳥類(鷹など)やネコ科の動物(トラ、ライオンなど)となって、鋭敏な感性や正義感などを学びます。しかしこの段階では集団霊によって導かれています。
 そして動物界での習得を終えると、ついには人間としての肉体が与えられます。この人間となってはじめて個別の霊が与えられます。また進化のための国や家族が与えられます。そのようにして、地球上に住む七つの人種の一部をなすことになります。
動物界(魚類) 動物界(鳥類) 人間界
動物界(魚類) 動物界(鳥類) 人間界
 この鉱物界→植物界→動物界→人間界という進化の過程は機械的に行われます。しかし、この人間の段階に達してからの私たちの進化、それは「意識を持って行う」というプロセスに入ります。すなわち、自然は私たちが意識を持って自由に行動するという機会を与えます。

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