転生の分類
 以上、ご覧のように私たちの中には電子的ないわゆる「解剖学」と言えるものがあります。もう言うまでもありませんが、この転生のプログラムは私たち自身と天空技師と呼ばれる天使達の協力のもと作ったものです。しかしながら、すべての転生がこのようなケースばかりではありません。転生は次の3種類に分類することができます。

1.全くの無知な人達のケース
 まず、全く無知なために性エネルギーを昇華するということが全くなく、したがって全くエネルギーの蓄積がなくて弱く、死んだことさえも自覚できずに完全に意識が眠ったままで死ぬという場合です。自分が死んだことさえも未だ知りません。そんなとき、ノーシスの話を一度聞くのがいかに重要かを再認識できるでしょう。なぜならば、時にはたった一度ノーシスの講座に参加した時の内容が、肉体を離れた後の状態を自覚する助けとなることがあるからです。しかし多くの人々は習得することを好みません。ノーシス講座のプログラムを見て「このテーマはいいけど、これは嫌だ。これは来てもいい」と言います。それは自分が失っているものの価値を知らないからです。
 そうすると、そのような人物の子供達もほとんど動物、獣のようになって行きます。その上親もその子供達の進化を助けることが出来ません。そうすると私たち自身も全く無知で死に、子供達も全く無知で死ぬことになります。つまり、死んだ後もただの塊のような何の役にも立たない荷物になってしまいます。
 そうすると、このような精神的な町や村にいても自分がどこを歩いているかも知らない、全くの唖で盲で聾でただ漂っているという存在になります。こういった場合には次の転生のプログラムに本人が関与するという可能性はありません。そのプログラムを目の前に突き付けられても見ることが出来ないからです。そのために周りの天空技師達が、その存在が次の転生で目覚めることが出来るような最善のプログラムを「愛」故に準備するということになります。実際、大部分の人がこのカテゴリーに入ると言えます。

2.自分自身の誕生を自覚し、またそのプログラムにも関与することが出来る人達のケース
 さて、二番目の種類はある一定の精神的開発を遂げた人という事が出来ます。エゴを排除し、またそれに伴って意識が覚醒しているという場合です。また多くの苦しみと痛みを通じて多くのことが理解出来たという場合です。これがちょうど今日お話した実例のような医師のロベルトさんであるとか、セギスムンドあるとか、その母親になるラケルであるとか、またフェデリコであるとか、そういった人達が入るカテゴリーです。
 すなわち、これは自分自身の誕生を自覚し、またそのプログラムにも関与することが出来るという場合です。この場合も肉体を持って生まれるときには忘却の杯を飲まされて記憶のほとんどを忘れてしまいますが、意識の目覚めを通じて多くの記憶を思い出して行きます。そしてこういった場合には、この種の人々は容姿の面でも環境や仕事の面でも、意図的に目立たないものが与えられるプログラムを作ります。なぜならば、見るからに魅力的であったり、また目立つ存在であるということは多くの弱さを誘導する原因になり、私たちの内側の開発や地上に降りる目的を達成する妨げになることを知っているからです。たとえば大変ハンサムであったり、多くの名声を得るということは、妬みを誘発するということはご存知の通りです。

3.イニシエート達のケース
 さて、三番目の種類はイニシエート達のものであるといえます。すなわち、これは人類を助けるために降りて来るプログラムを自ら作るというものであり、したがって天空技師の忠告や援助も必要とせずに自分が望むように、またその使命達成のために最も適した形と場所と環境を備えた状況下に生まれるというものです。
 
 私たちの誕生は何と素晴らしい出来事ではないでしょうか。さて、それでは最後に質疑応答です。

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