質疑応答

質問1.先ほど、セギスムンドが70才までのプログラムを組んだとおっしゃいましたが、そのプログラムがその人の運命になるのですか?
 
[回答]別の機会に「運命の統治者達」というテーマでお話することもあるように、天空技師達の中には、いわゆる運命の天使達と呼ばれる技師達や誕生を助ける技師達、また色々な建築にあたる技師達など多くの存在があります。
 さて、70年間のプログラムが作られたという事は、その70年間生き抜くだけの耐久力が与えられると共に、時には病気が与えられることを意味します。時には子供のときからの病気であったり、また時には大人になってからの病気であったりします。
 ところで、人生があまりにも辛いときには自殺に走るという傾向があります。または健康に不注意なために予定された期限よりも前に肉体を使い果たしてしまうということがあります。そうすると当然そこではプログラムの中に運命という要素が関与して来ます。しかしそれを受け入れるかどうか本人によります。したがって、中には一生の間に払うならば払う、またしなければならないこと以上のことをこの一生の間に片付けてしまおうとしてプログラムする場合もあるのです。
 しかし重要なのは「愛の法がある」ということを知ることです。すなわち、もし病気にならなければならないとされていたときに、あるいはまた事故にあって怪我をするというプログラムがあったときでも、それが起こる前に人類のために献身する決心をし、それを実行に移すのであれば免れることができるということです。そしてそれができる場合には夢や周りのちょっとした象徴を通じての警告という形で示されます
 またこれとは反対に肉体を持っている時間が短くても、その短い時間にやり残した一つの使命を果たすというケースもあります。たとえば、ちょうどイエスが生まれたときに、父親にあたるジョゼフ(ヨセフ)の息子ですから、イエスにとっては兄弟にあたるわけですが、その中にジョセノイと呼ばれる人物がいました。彼の使命はイエスがまだ小さいときに彼を防御するというもので、それを唯一の使命として生まれました。精神的に大変高い位置にある人物で若いうちに亡くなりました。ちょうどイエスが18才になる頃で、もう自分で自分を守れるようになった頃亡くなりました。
 さて、ガリ勉のように過度に頭脳を強制して長時間の勉強をするような場合には、エテリックにですね、アストラル的に頭が大きくなってしまう子供があります。こういった場合に生まれ変わると、生まれつき大変頭が大きいという病気(巨頭症)を持って生まれてきます。特徴的なのは、そういう子は勉強とかいった何かを習うということを一切好まないということです。ただその子がいつも求めるのは人に優しくされるということであり、いつも愛情を求めます。それは前世であまりにも頭脳ばかり開発したために、内的な部分に大変なアンバランスを来たしていたからです。
 またこれとは反対に前世で何も勉強したくない、何も新しいことは学びたくないといって何もしなかった場合には、頭が小さくなって生まれるという場合もあります。人々の中には自分で考えようとせず、考えること自体面倒だという人がいますが、このようなメンタリーな怠惰を続けていると頭脳が衰退するのは当然です。たとえば何十年間もパチンコをしている人が死んだらどうなると思いますか。長期的に見ればその内の多くの人は狂うでしょう。ちょうど多くの人がそうであるように毎日毎日何時間もあのパチンコ屋の音を録音することを想像してみて下さい。そうすれば後にこの肉体がどういう頭脳を持ち、また来世ではどういうことになるかが想像できるでしょう。
 以上より、私たちがよく「運命」と呼ぶところのものは、いろいろな懲らしめというよりも私たちがバランスをとって進化していくための状態、または条件といった方が正しいでしょう。


質問2.「転生」って何回もあると思うのですが、なぜ前世を覚えていないのでしょうか。その方が合理的だと思うし、また経験の幅も増えていいと思うのですが・・・

[回答]前世の記憶はそれぞれの人物の進化の状態に並行して与えられて行きます。たとえば、あなたは今これまでのすべてのプロセスを終えて学んでいます。そのため、あなたは両親や家族を見るときにはさらに理解を持った目で見ることが出来るでしょう。このようにあなたが理解を深め、習得を積むにしたがってさらに多くのデータが明かされて行くでしょう。
 ところで前世の仇同士が互いに親子であったり、配偶者であったり、兄弟であったりする場合に、その意味が理解できないのに記憶だけを持っているのならば、さらに憎しみを積み重ねることになるでしょう。しかしそれを自分の理解を通じて思い出したとき、また明かされたときには、その前世で敵であった人物を抱きしめ、今生においてその憎しみと報復の感情を中和して卒業することができたことを祝福し合うでしょう。
 したがって、これは記憶が表面化するかしないかというよりも、進化の段階によるものなのです。ですから直ぐ前の前世を覚えている人もあれば、いくつもの前世を覚えていたり、またはっきりした記憶はなくても、ある一つの国や一つの時代に大変引き付けられたり、またある一場面を再現したように見たりする人があるというように多くの段階があります。そしてこれらのクラスの話を聞くということもそれらの記憶をリフレッシュする助けとなります。


質問3.生まれる以前に作られるプログラムには、両親と家庭状態とかの他に性格やパーソナリティーなども、ある程度どのように生まれて来るかということが組み込まれているのでしょうか?

[回答]性格、ないし生まれてから形成するパーソナリティー(人格)などは生まれてからのエゴに大いに影響を受けます。そしてまた妊娠中に両親がどのような記録を送り込むかによっても大きく影響されます。
 ちょうどあなたが今そうであるように男として生まれるプログラムを作ったとします。しかし、もうあなたより先に二人の男の子があったので三番目はどうしても女の子が欲しいと家族皆が思っています。そのために母親は毎日毎日今度生まれる子は可愛くて美人になる女の子だと考えて集中しているとしましょう。それはもうあなたのパーソナリティーに影響して来ます。
 このようにパーソナリティーは一番外側にあるため、本人のエゴや両親の考え、また環境や周りの人々などに大いに左右されます。ちょうど日本生まれの日本人とアメリカ生まれの日本人とは大変異なりますが、これも周りの社会によって影響を受けたパーソナリティーの違いによるものです。

[前へ]
[このページのトップへ戻る]
[ホームへ戻る]