転生のプログラム
 こうして彼等が話している最中にも、この指揮をしているDr.アレハンドロには緊急の用で色々な人々が話しかけてきました。そこで近づいて来た人々の内の一人でソフィアという女性が、「私の新しい転生のプログラムはもうチェックして下さいましたでしょうか」と話しかけました。それに対してDr.アレハンドロは、「大変よろしいです。特に喉や首を美しくし過ぎないための提案を受け入れたのは大変良いことでした」と答えました。すなわち、この女性がこの訂正を受け入れたのは、地上において余りにも美しい肉体を持った場合、虚栄心や多くの男性達からの誘惑の原因となり、それが彼女の今回の使命を果たす上で妨害になるということを理解したからでした。
 そしてもう一人、転生が近いフェデリコという人物は、自分がこれから生まれるであろう肉体の準備を見ていましたが、今回はびっこで生まれるというプログラムを意図的に持っていました。なぜならば、それが地上において謙虚さと人生に対する理解を深めるという目的のために最も適していることを理解していたからです。
 これらは何を意味するのでしょうか。それが意味するところは、すなわち、私たち自身がこの五次元にいる時に、近い将来生まれてくるときの体の形、色、髪、目、鼻などそれらすべてのデザインを自分自身でしたということです。しかし、この肉体という三次元的な物質の中に入ってしまうと、それらのことを一切忘れ、往々にして鼻の形が気に入らないから整形手術をしたり、また自分の持っていないものを望むということばかりしてしまいます。そして自分はどうしてこんなに醜く、背が低く、脚が太く生まれたのかということで神を罵ったりします。しかし、実際は私たち自身でこの進化の必要性に沿ってデザインをしたのです。
 また、ここでは私たちのコンピュータとなるインテレクトの準備もしています。マインドの球体もここで造られます。すなわち、これから生まれる新しい存在のエレクトロニック(電子的)な形成はすべてここで行われます。

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