五次元で行われる転生の準備
 さて、これからお話しするのは、ある一人のお医者さんで、亡くなった後にこの転生について学びたいと思っていた人物に起こった出来事です。仮にこのお医者さんの名前をロベルトという名前にしましょう。このロベルトさんは自分の属する精神的な町にいるときに、「転生の準備をするという事はどういう事なのか、それを知りたい、見たい」と言いました。ちょうどこの世界でも皆さんが宗教をどういうのにするとか、分娩に実際に立ち会ってみたいとかいうのと似ています。ただこの五次元ではもっと進んだ繊細なサイエンスを操作していますが。
 そこで彼はこの転生の準備をする、ちょうどクリニックのような場所を指揮している大変崇高な存在で、アレハンドロと呼ばれる人物に許可を願いました。そして彼は五次元の転生を準備する為のクリニックのいろいろな部分を見せてもらいました。まず最初に彼が興味を持って見たのは、透明なプラスチックのようなもので出来た人の体に似たもので、すべての血管や筋肉や臓器がありました。Dr.アレハンドロの説明では、これらはメンタリーなものであるマインドを原料として造られているということでした。すなわち、メンタリーにその形を思い浮かべ、それを凝縮することによって出来るマインドを原料として造り出されるということです。そしてその目的はいわゆる「解剖学」と同様に人体を研究して、地球上のこの時代が過ぎるにしたがって人体をどのように改善していくべきかを探ることであると説明されました。
 なぜならば、ちょうど地上でも見られるように大変寒い場所に住んでいる人種と日本に住んでいる日本人の体の構造にも違いがあり、またヨーロッパに住む人々やメキシコ、アフリカに住む人々との間にも主食や肌の色、質などにも違いがありますけれども、それぞれの細かい点まで調べて、どのようにしたらさらに完全に近づくことが出来るかを研究する必要があるからです。つまり、これらのことはこの惑星(地球)上の進化の一部として研究されて行くのです。したがって、これは単なる人種的な社会的な問題だけではないのです。なぜならば、これらのすべての体験を通しての習得があるからです。
 そして、Dr.ロベルトが見て一番驚いたことは、女性の体がやはりそこに造られ、内分泌線の中でも特に性腺の位置が鮮やかな光を放っていたことです。そこでこのクリニックを指揮しているDr.アレハンドロはロベルトの考えを読み取って、「あなたがそこで見て驚いている光が宿っている部分は、地上に生命が出るための祭壇であり、だからこそこの光があるのです。ただ地上ではその価値を認識するには至っていないだけなのです」と説明しました。
 今日では赤外線カメラなどによる撮影により、生殖器の温度変化なども肉眼で見られるようになりましたけれども、このようにカメラやフィルムが益々繊細に、また技術的にも高度になって行くにしたがって特別なカメラなどを使うことにより、本当に人間の生殖器(性腺)の部分が輝いているということを見られる日も近いでしょう。
 さて、Dr.ロベルトは地上では医師であり、また精神的にも大変開発の進んだ人間でありながら、この性の重要性を知るには五次元まで来なければなりませんでした。しかし皆さんにはそういうことは起こらないでしょう。皆さんは死ぬときにはもっと準備が出来ているはずですから。

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