魂と霊の形成
 そうすると、創造主となる父は創造を始めるために母となるこの二重のもう一方の極に二重になります。そしてこの父と母から一人一人の魂となる「神聖な火花」が放たれます。これがヘブライ語で言われる「ヨッド」です。「ヨッド」とは「原初の火」という意味です。
 この「神聖な火花」は全宇宙にあるエネルギーに包まれます。すなわち、「神聖な火花」のエネルギー的な衣に包まれてゆくということですが、これが一人一人の霊を形成していく素です。そうすると、この存在は既に魂とそしてその衣である霊ができました。もう二元性を持っています。しかしこの存在が自ら進化を遂げるためには表現の世界に現れなければなりません。ここでは全く純粋で無垢な魂であり、また何の汚れもない魂です。私たち一人一人の存在の一番最初にはこういう姿でした。

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