東洋で教えられてきた高次と低次の世界
 東洋においても同じような表現を見ることができます。
 チベット仏教のストゥーパに表された神々の目、それは無限を見、そしてすべてを見通す目です。このストゥーパ、日本では仏塔といいますけれども、この上にある輪が13で13の空を表しています。そしてこのような高次層を司る神々、また低次層を司る神々がマンダラなどにも表されています。


 ここ日本においても神道また仏教でこのような教えがあります。これは冥界の王、閻魔大王です。肉体の死後、閻魔大王の鏡の前に私たちは立たなければなりません。そこではもう肉体はありません。私たちの心理的状態を真っ向から見る他はないのです。それによって上昇するか、また下降するかが決められます。汚れをつけたままの怠け者の汚名を洗浄するのは何と多くの苦しみを伴うのでしょう。何度生まれ、何度死に、そして何度も洗浄されながらも、また同じように汚れたままにしているのでしょうか。
ストゥーパ
ストゥーパ
閻魔大王
閻魔大王

[前へ]
[次へ]
[このページのトップへ戻る]
[ホームへ戻る]