知識の伝達
 このように大きく七つの色の人種に分けられますが、これらの人種がそれぞれの地域でさらに七つに分岐し、また混血して文明が展開されてゆきました。しかし人間がいつの時代にも進歩を遂げるために必要なもの、それは正しい教育です。また食物の面では東洋では米を主食とし、アメリカではトウモロコシを主食とし、また西洋では小麦を主食とします。そうするとここでダーウィンの進化論で言うように、本当に人類は猿から進化したのだろうかと考えてみて下さい。このような異なった色の人種と、そして異なった食物をとる猿が進化してきたのでしょうか。このように人間は人間が進化してきたものであるということが明らかであり、また多くの文明を通じて知識は伝達されてきたのです。
ピラミッド/エジプト
ピラミッド/エジプト
 たとえば、アカデミックな公式の学問では誰がエジプトのピラミッドを建てたかということは謎とされています。最新科学をもってしても、その全体像を理解することができない程の優れたこの純粋科学がどこから出てきたというのでしょうか。このエジプト、それは人類が進化を続けるために、この知識を伝達するために建てられた神聖な寺院神殿群です。そしてこの講座の中でもシンボリズム、いろいろな象徴の解釈を習うことによってこれらの彫刻群、また壁画の中にあるシンボルを通してそのメッセージを理解することができます。(シンボルの解釈についてはシンボルおよびシンボルとその意味を参照)
 この知識の伝達という表、これはそれぞれの時代によって知識の伝達の手段が変わってきていることを表したものです。そうするとここで重要な点に注目してください。世界中の全ての遺跡、そして全ての伝達手段、それらは私たち人間を教育するための、その知識を伝達するためのものに他ならないのです。
古代ギリシア
古代ギリシア
 この古代エジプトの知識はギリシア、ローマに引き継がれてゆきました。この古代ローマ帝国が全ヨーロッパに勢力をのばし、その結果多くの混血がなされ、現在のようなヨーロッパの民族ができあがってゆきました。そしてその後にはヨーロッパ人達がいわゆる新大陸に向けて中央アメリカをはじめとして北アメリカ、南アメリカに渡って混血がなされ、そして特に現在のアメリカ合衆国のような人種がつくりあげられてゆきました。北米では北米インディアン(ネイティブ・アメリカン)のレッドスキンの原住民がありました。しかしながら北米では混血ということは避けられ、多くの原住民は殺されました。そうすることによって、いわゆる奴隷としてアフリカから黒人を多く連れてきました。

テノチティトラン/メキシコ
テノチティトラン/メキシコ
 さて、それよりも更に南、現在のメキシコにあたる所では、このアステカ族の子孫達が16世紀に征服され、やはり奴隷となりました。この時代、ヨーロッパではまだ地球が平らであると普通に信じられていた時代ですが、このような新大陸の発見によって地球は確かに丸い天体であること、そして自分達が想像もしなかった素晴らしい文明が新大陸で展開されていたことを知ったのでした。このように湖に浮島をつなげて造った素晴らしい大帝国テノチティトラン、そしてそれにともなった宗教体系、社会体系、純粋科学そして芸術を開発していました。これらの文明の神秘は現在でも人々を驚かせています。
オルメカ巨石人頭像/メキシコ ティカル/グアテマラ パレンケ/メキシコ
オルメカ巨石人頭像/メキシコ ティカル/グアテマラ パレンケ/メキシコ
 この中央アメリカでも最も古いとされているのがオルメカ族です。メキシコでもメキシコ湾岸に沿った所でこのように重量が15t〜20tもある大きな岩でできたオルメカ族の痕跡がいくつも発見されています。そして数万を越すマヤ族の痕跡、ピラミッドや神殿群がメキシコだけでなく、グアテマラ、ホンジュラスなどの地域で発見されています。このマヤ族は紀元後9世紀の初期に、その人口の80%が突然消えてしまっています。このように住民のいなくなった素晴らしい神殿群はそのまま残され、現在のアカデミックな考古学でもこれは大きな謎とされています。
 そして更に南にも南米に向かってこのインカの帝国、マチュピチュのように人類が通ってきたその歴史とそれに沿ったこの知識の伝達が証として残されています。中米や南米では原住民達は殺されるのではなく、新たにやってきたヨーロッパの人々、特にスペイン人との混血という形で新しい民族、いわゆるラテンアメリカの民族がつくられてゆきました。ですから現在のメキシコ人はアステカ人などの原住民の血だけではなく、スペイン人、フランス人、イタリア人など多くの血の混血から成っています。 マチュピチュ/ペルー
マチュピチュ/ペルー
 さて、これから一跳びにゴビ砂漠に飛びましょう。アルタイ山脈から東南にあたる砂漠地域に大変近い将来発見されるであろう多くの痕跡があります。このゴビ砂漠に現在アジア大陸そして日本の民族の祖先となった黄色人種が移ったのです。ですからその起源を謎とされるようなクメール文明、アンコール・ワットで代表されるような多くの遺跡がアジアにも残っています。そしてこの黄色人種の中でもまず最初に中国でアトランティスからの知識を開発して素晴らしい栄華を誇るその時代を作り上げました。そして日本では歴史上では先縄文時代として知られるこのような営みが始まり、古神道の起源がそこにみられます。ですから一口に黄色人種といっても日本人と中国人、またベトナム人と韓国人というようにそれぞれ大変異なった性質を持つものです。そして日本の場合は特に歴史的な条件とそして地理的な条件により、最も混血の少なく保ってきた人種の一つであるということができます。 クメール文明の遺跡/タイ
クメール文明の遺跡/タイ
 さて、ヒマラヤのふもと、チベット地方では大変高地にあたるために大洪水からも逃れてきました。そしてヒマラヤの山奥の洞窟などは多くの謎と神秘が保存されています。ちょうどマチュピチュ周辺も海抜4,000mありますけれども、このマチュピチュと同様、チベット地方にもアトランティスの文献やそして人類に伝達するべき知識などの記されたものが保存されています。皆さんにこの講座を通してお伝えするこの知識の多くも、このようなチベット地方やまた他の文明を通して伝えられてきた叡智です。このタントラは性の神秘に他なりません。そして神秘といってもいわゆる下級の神秘と上級の高等神秘という多くの段階があります。インド、それは灰色人種が展開してきた文明です。後には多くのアラブ系やアフリカとの混血をもちました。そしてこのインドの文明は遠くタイやインドネシアにまでも広がってゆきました。 タントラ/インド
タントラ/インド

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