民族の使命
 このような歴史の話を皆さんにお話するのは、単なる地域的な、また民族的なことなのではなく、これは世界中の歴史だからです。今はこういう話の中で皆さんが理解し、また何か役に立つと思えるようなことが大変少ないかもしれません。しかし、ノーシスも段階的に進むにしたがって、社会的な分野に入れるようになります。そんな時、皆さん自身、自分は今生どうして日本に生まれたのだろう、と自問する時が来るでしょう。そして、日本の使命は何なのだろう、と尋ねるでしょう。このように一人一人の使命があるように、それぞれの民族にも使命があります。
 かつてアメリカ合衆国には栄光の時代がありました。しかし今では商業や兵器産業、また覚醒剤などで既にすでに底に落ちた感があり、立ちあがる事は困難に見えます。また、ドイツにも栄光の時代がありました。第ニ次世界大戦後のあの復興期です。しかし既に退廃したヨーロッパの間にあったためにやはり成功を治めることはできませんでした。
 そして1980年代は、日本の栄光の時代でした。しかし、日本はいまだ独自の哲学、神秘的なこの実生活に合った哲学を開発していません。あまりにも楽な生活に浸っていると、未来のために準備することを忘れてしまうからです。
 各民族の存在理由と同時に私たち一人一人の存在の理由を理解するのは大変重要なことです。英国が中国とのアヘン戦争や、またインドのガンジーの時代などに犯した同じ間違いを、現代の日本が犯すなどということはもう許されてはならないのです。日本民族も一つの使命のために選ばれた民族です。しかしこの世界の歴史のその理由また原因についての知識なくして、それを遂行することは可能ではありません。
 しかしほとんどの場合、皆さんくらいの年齢になっても双子の霊が存在することさえも知らないでいました。なぜならば、この隠れた敵は私たちを無知のままにしておこうと常に試みてきたからです。だからこそ、あのアレキサンドリアの大きな図書館も燃やされ、そして昔の中国の書籍も大量に燃やされ、またアステカやマヤの古文書も大量に燃やされたのです。 このように、伝達されてきた叡智を消滅しようとする闇の力が存在するのです。ですから自分を防御し、そして本当に進化するためには目を覚まさなければなりません。なぜならば地球上の次のサイクルの人類は、今よりももっと高等な超人の段階になっていなければならないからです。そこでは双子の霊たちも、自分がこの人は自分の双子の霊であると認識して結ばれるようになるでしょう。

 さて、次はもう少し身近な実例をもってお話しましょう。

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