おわりに:エレクトロニクス時代の日本の役割
 それでは最後に、この人類の進化のプログラムにおける日本の役割について述べてみたいと思います。日本は現在、工業的、科学的開発の頂点にあります。戦後の数十年間で驚異的な発展を遂げました。しかしながら物質的なテクノロジー開発のみに専心して精神的な開発を怠ってきたために、大変なアンバランスをきたしています。既に多くの問題、環境問題、エネルギー問題、食糧問題、教育問題・・・などが噴出してきています。この危機的な状況の中で日本は世界に対してどんな役割を果たすことができるでしょうか。

東洋と西洋の文明の交差
 日本には世界でもトップクラスのテクノロジーがあります。一方で古来より脈々と受け継いできた神秘と伝統があります。ですから日本には東洋と西洋の文明の交差があります。最も古い伝統と最も新しいものが浸透しあっています。ですから、日本はこのエレクトロニクスの開発を続けてゆく中にあって、今までの人類の歴史と、そしてそこで伝えられてきた知識を総括して世界中に示すということを実現するでしょう。なぜならば人間の頭脳も現在では同時に多くのことをキャッチする、その能力を身につけてきているからです。ですから現在では一つの理論を理論として長い間信じたり、また疑ったりする必要はありません。なぜならば、エレクトロニクスの進歩を通して一つの疑問はすぐに解答を得ることができるからです。

アステック・カレンダーと第五世代コンピューター
マヤ・アステカの数字
マヤ・アステカの数字
13アカトル
13アカトル
 今回見てきたアステック・カレンダーは暦としての機能だけでなく、アステカの時代のコンピューターであるということもできます。マヤやアステカでは数字は二つの記号で表されます。1というのは一つの点(・)、そして2(・・)、3(・・・)、4(・・・・)、5になると一本の線(━)、ですから棒が一本と点が一つで6になります。
 そしてアステック・カレンダーの中には数字だけでなく、多くのシンボルを見ることができます。たとえば、アステック・
カレンダーの一番外側のサークルの上中央には13アカトルを表すシンボルがあります。13は死を象徴する数であると同時に、1+3=4で、4は生命の数を表します。生と死は常に隣り合わせに存在するからです。この場合の13アカトルは、シンボリックに太陽の誕生を表しています。
 そうすると数字は一つのインフォメーション、情報を与えますけれども、一つのシンボルは一つでありながら多くの情報を与えるものです。ですから第五世代のコンピューターは数字だけではなく、シンボルと数字で機能することになるでしょう。
 なぜならば数字だけの場合は、たとえば「3」だったら3という情報しか与えません。しかしながら、三角「△」というシンボルを使うときに、これは多くの情報を与えるシンボルとなります。なぜならば△は1、2、3という数字だけではなく、陽子・電子・中性子そしてまた別の言葉でいえば三位一体である父・子・聖霊を表すものになるからです。その上、ピラミッド形をしています。このように一つのシンボルはたった一つでありながら、多くの情報を与えるといったのはこの意味なのです。ですから、このアステック・カレンダーは地球上の全ての歴史が記録されているものです。そして過去の歴史だけではなく、この地球が終わるときの第七の時代までも記されているのです。そしてシンボルと数字で機能しています。ですから第五世代のコンピューターも同じように機能することでしょう。(シンボルと数字についてはシンボルとその意味を参照)
 このアステカのコンピューターと第五世代のコンピューターの違い、それは「時」です。これがいかに重要であるかに注目してください。なぜならば、エレクトロニクスの分野では、第四次元に侵入してきています。第四次元それは「時間」、「時」に他なりません。すなわち時間にも空間にも拘束されない世界です。すなわちそこでは即知ることができるのです。ですから、このアステック・カレンダーを研究した頃には、それを観察し、瞑想し、超鋭敏な感覚を持って理解しなければならなかったのです。

日本の役割
 そうすると、このエレクトロニクス時代における日本の役割の一つとして、異次元の存在を客観的に示すことのできる装置、すなわち異次元との交信をするための装置やアカシック・レコードを見るための装置などの開発があげられます。そしてそれは国際摩擦を引き起こすような商業的開発としてではなく、その恩恵を世界中の人々とわかち合うために行うことになるでしょう。
 そしてもう一つの役割として心理的準備のための教育があげられます。正しい知識と心理的準備なしに多くの現実が明かされた場合、準備のできていない人の中にはそのショックに耐えられない人もでてくるでしょう。そうするとパニックになるか、あるいは無視するか、あるいは攻撃するかということになるでしょう。だからこそ準備をしなければなりません。

叡智を活かしてクリエイティブに生きよう
 今回のテーマでは人類の歴史の総括を見てきました。そしていくつもの民族によるいくつもの文明の中で人類の進化のために知識の伝達がなされてきたことを見てきました。そうするとこれら全ての歴史、エジプトの神殿、アステカやマヤの寺院、そしてチベットで伝えられた知識、それは皆さん全員のためだったのです。ですから、多くの人々がその価値を認めないというようなことがあってはなりません。特に日本は現在大変ダイナミックで、この知識を開発し、そしてさらに展開してゆく、その躍動的な時代を生きているのですから。
 ここでは皆さんの望む全ての建設的なクリエイティブな活動を得ることができます。そうすれば皆さんのこの限られた人生の時を有効に、そして役立つ存在となるために使うことができるでしょう。
 どうもありがとうざいました。

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