世界各地に見られる叡智の表現
 ここでは、世界各地に見られる叡智の表現を見ていきます。そして民族や文化、時代が異なっていても、同じシンボルによって叡智が表されてきたことを明らかにしたいと思います。

9、火、水、ひげ、十字
 古代文明の中では偉大な建築物の建築に数学と幾何学、シンボルを使いました。
 神々の土地と言われるテオティワカン、このテオティワカンの古代都市の数字、ピラミッドや神殿の高さや配置など、それらは結果的に「9」という数字が出る長さです。「9」はまた「蛇の人間」「完全なる人間」という意味です。ですから、テオティワカンという名前は「人間が神々になる場所」という意味です。神話では「神々がここに集合した」とあります。
 そして、最初の力である火の神、すなわち、火はクリエーション、創造のアクティブな力です。そして、創造をはらむパッシブな受動的な力が水です。火の神は原初の神、最も古い神ですから老人の顔で表されています。そして、ひげが叡智を象徴しています。また、創造の火花を保つために頭上に火鉢をかかげていますけれども、その側面に十字が見られます。十字は宇宙の創造のシンボルです。
火の神/メキシコ
火の神/メキシコ
 そうするとテオティワカンに多くの神々が集合しました。
 蛇、羽毛の生えた蛇の神、そして、それに対抗する黒の神、これが二つの力です。善と悪、陰と陽、そしてこのようにして神々は太陽のピラミッドと月のピラミッドを造りました。私たちの地球を支えている二つの力です。
太陽のピラミッド/メキシコ 月のピラミッド/メキシコ
太陽のピラミッド/メキシコ 月のピラミッド/メキシコ

[前へ]
[次へ]
[このページのトップへ戻る]
[ホームへ戻る]